SNS運用代行の始め方|未経験から副業で1件目の案件を取るまでの7ステップ

SNS運用代行は、未経験からでも副業として始められる仕事です。特別な資格が必須ではなく、SNS運用や投稿制作のスキルを身につけ、自分のアカウントやモニター案件で実績をつくれば、1件目の案件獲得を目指せます。
ただし、「SNSを普段から使っているから、すぐに仕事にできる」というわけではありません。企業のSNSを任せてもらうには、投稿企画や画像・動画制作、数値分析などのスキルに加え、「自分に何ができるのか」を示すポートフォリオが必要です。
未経験からSNS運用代行を始めるなら、次の7ステップで進めるとわかりやすいでしょう。
- 扱うSNSとジャンルを決める
- SNS運用の基礎スキルを学ぶ
- 自分のアカウントを運用して実績をつくる
- ポートフォリオを作成する
- 料金プランを決める
- 案件を探して営業する
- 納品・レポートで継続案件につなげる
この記事では、SNS運用代行の始め方を、未経験者が副業で1件目の案件を獲得するまでの流れに沿って解説します。必要なスキルやポートフォリオのつくり方、案件の探し方、営業文の例まで紹介するので、「何から始めればいいかわからない」という人は順番に進めてみてください。
SNS運用代行の始め方の全体像|未経験からでも副業で始められる
SNS運用代行を始めるために、特定の資格や職歴は必須ではありません。そのため、Web業界で働いた経験がない人でも、必要なスキルを身につけて実績をつくれば案件獲得を目指せます。
一方で、未経験から始める場合は、いきなり営業するよりも「基礎を学ぶ→実践する→実績を見せる→営業する」という順番で進めることが重要です。
SNS運用代行は未経験・副業からでも始めやすい理由
SNS運用代行が未経験から挑戦しやすい理由の一つは、自分で実践環境を用意できることです。
たとえばInstagram運用を仕事にしたい場合、自分でInstagramアカウントを開設すれば、案件を受ける前から次のような業務を練習できます。
- ターゲット設定
- アカウントのコンセプト設計
- 投稿テーマの企画
- 投稿文の作成
- Canvaを使った画像制作
- リール動画の制作
- 投稿後のインサイト分析
- 分析結果をもとにした改善
会社に就職しなければ実践できない仕事とは異なり、自分のSNSを使って一通りの流れを経験できる点は大きな特徴です。
また、案件によっては「画像制作のみ」「投稿文作成のみ」など、SNS運用の一部だけを担当する仕事もあります。
最初から戦略設計やコンサルティングまですべて担当する必要はなく、自分ができる業務から徐々に仕事の範囲を広げることも可能です。
SNS運用代行を始めてから1件目の案件を取るまでの期間の目安
SNS運用代行を始めてから1件目を獲得するまでの期間に、決まった目安はありません。すでに画像制作や動画編集などのスキルがある人と、パソコン操作から学ぶ人では必要な期間が大きく異なるためです。
また、案件獲得までの期間は営業量にも左右されます。スキルを身につけても営業しなければ案件にはつながりにくく、反対に十分な準備をしないまま大量に応募しても採用されにくいでしょう。
そのため、「○か月で必ず案件を取る」と考えるより、次の状態を一つの基準にしてください。
- SNS運用の基本的な流れを説明できる
- 投稿サンプルを制作できる
- 自分で投稿結果を分析できる
- ポートフォリオでスキルを見せられる
- クライアントに提供できる業務を説明できる
この状態まで準備できたら、小規模な案件や一部業務の募集から営業を始めるとよいでしょう。
SNS運用代行の仕事内容をおさらい
SNS運用代行とは、企業や店舗などに代わってSNSアカウントを運用する仕事です。
具体的には、アカウントの戦略設計、投稿企画、画像・動画制作、投稿作業、コメント対応、数値分析、レポート作成などを担当します。
ただし、すべての業務を一人で担当するとは限りません。「月8本のInstagram投稿を制作する」「TikTok動画の編集だけを担当する」といった案件もあります。
SNS運用代行の具体的な仕事内容や媒体ごとの違いを詳しく知りたい人は、SNS運用代行とは何かを解説した記事も参考にしてください。
SNS運用代行の始め方7ステップ
未経験からSNS運用代行を始める場合、「とりあえず案件に応募する」のではなく、準備から案件獲得までを順番に進めることが大切です。
ここからは、1件目の案件を獲得し、その後の継続契約につなげるまでの流れを7ステップで解説します。
STEP1 扱うSNSとジャンルを決める
最初に、どのSNSを中心に運用代行するのかを決めましょう。
代表的な選択肢には、次のようなものがあります。
- X(旧Twitter)
- TikTok
- YouTubeショート
- LINE公式アカウント
未経験の段階ですべてのSNSを同時に勉強すると、覚えることが多くなってしまいます。まずは一つの媒体を選び、基本的な運用方法を身につける方法があります。
あわせて、得意にしたいジャンルも考えてみましょう。
たとえば、美容、飲食、フィットネス、転職、不動産などです。自分が仕事や趣味で知識を持っている分野であれば、ユーザーの悩みや興味を理解しやすく、投稿も企画しやすくなります。
ただし、最初からジャンルを一つに限定する必要はありません。「美容系Instagramを中心にする」など、学習やポートフォリオ制作の方向性を決める程度で問題ありません。
STEP2 SNS運用の基礎スキルを学ぶ
扱うSNSを決めたら、運用に必要な基礎知識を学びます。
具体的には、次のような内容です。
- ターゲット設定
- コンセプト設計
- 競合リサーチ
- 投稿企画
- ライティング
- 画像・動画制作
- 各SNSの基本機能
- インサイトの見方
- 投稿結果の分析・改善
ここで重要なのは、勉強だけを長期間続けないことです。
SNS運用は実際に投稿してみないと理解しにくい部分も多いため、基礎を学びながら自分のアカウントで実践していきましょう。
STEP3 自分のアカウントを運用して実績をつくる
基本的な知識を学んだら、自分でSNSアカウントを作って運用します。
個人の日常を投稿するアカウントではなく、「企業のSNS運用を想定して設計したアカウント」にすると、ポートフォリオとしても活用しやすくなります。
たとえば、ダイエットをテーマにするなら、誰に向けて発信するのかを決め、投稿テーマやデザインに一貫性を持たせます。
運用するときは、フォロワー数だけを見るのではなく、投稿ごとのリーチ、保存、シェア、プロフィールアクセスなども記録しましょう。
「どの投稿が伸びたか」「なぜ伸びたと考えたか」「次の投稿で何を変えたか」まで説明できれば、単にSNSを使えるだけではなく、分析・改善できることを示せます。
STEP4 ポートフォリオを作成する
ある程度投稿を制作したら、SNS運用代行のポートフォリオを作ります。
ポートフォリオは、クライアントに「この人に何を任せられるのか」を判断してもらうための資料です。
主に次のような内容をまとめます。
- 自己紹介
- 対応できるSNS
- 対応可能な業務
- 得意ジャンル
- 投稿制作のサンプル
- 自分で運用したアカウント
- 運用結果
- 分析・改善した事例
- 使用できるツール
- 連絡可能な時間帯
実案件の経験がなくても、自分で作った投稿サンプルや運用アカウントを掲載できます。
「実績がないからポートフォリオを作れない」のではなく、実績がない段階だからこそ、自分で制作物や運用事例を作ってスキルを見せることが重要です。
STEP5 料金プランを決める
営業を始める前に、自分がどの業務をいくらで提供するのかを整理します。
たとえば、サービスを次のように分ける方法があります。
- 投稿画像の制作のみ
- 企画+投稿制作
- 企画+制作+投稿代行
- アカウント運用+月次レポート
- 運用改善のコンサルティング
ここで重要なのは、料金だけでなく業務範囲も決めることです。
「Instagram運用代行」とだけ記載すると、投稿制作だけなのか、撮影やコメント返信まで含まれるのかがわかりません。
月間投稿数、動画の有無、修正回数、レポートの有無、ミーティング回数なども整理しておきましょう。
STEP6 案件を探して営業する
ポートフォリオと料金プランを用意したら、実際に案件を探します。
案件獲得の方法には、クラウドソーシングへの応募、SNS経由の営業、知人からの紹介、店舗への直接提案などがあります。
未経験の場合、1件応募して結果を待つのではなく、複数の案件を比較しながら継続的に応募することが大切です。
また、営業では「SNS運用できます。仕事をください」と伝えるだけでは不十分です。
相手のSNSを確認し、「どのような課題がありそうか」「自分なら何を手伝えるか」まで考えて提案すると、営業文にも具体性が生まれます。
STEP7 納品・レポートで継続案件につなげる
1件目を獲得できたら、次に目指したいのが継続契約です。
SNSは継続的な運用が必要なため、クライアントとの関係を築ければ、単発ではなく毎月の契約につながる可能性があります。
そのためには、投稿を期限どおり納品するだけでなく、運用結果を振り返って改善提案を行うことも重要です。
たとえば月末に、「今月は○○をテーマにした投稿の保存が多かったため、来月は同じニーズを深掘りした投稿を増やします」といった形で報告します。
クライアントが「何をしてくれているのか」「来月は何を改善するのか」を把握できる状態をつくることで、継続して任せてもらいやすくなります。
SNS運用代行を始める前に身につけたいスキルと勉強方法
SNS運用代行には必須資格はありませんが、仕事として企業アカウントを運用するためには複数のスキルが必要です。
すべてを完璧にしてから営業する必要はありませんが、少なくとも投稿を企画・制作し、結果を分析できるところまでは練習しておきましょう。
投稿企画・ライティングのスキル
SNS運用で最初に必要になるのが、投稿を企画する力です。
ターゲットが抱えている悩みや知りたい情報を調べ、それに合わせて投稿テーマを考えます。
たとえばパーソナルジムのInstagramなら、「トレーニング風景」だけを投稿するのではなく、「初心者がジム選びで見るポイント」「ダイエット中によくある悩み」など、見込み客の興味から逆算して企画する方法があります。
さらに、投稿文や画像内のコピー、ショート動画の台本などを作るライティング力も必要です。
実際の企業アカウントを分析し、「誰向けの投稿なのか」「なぜこの構成なのか」を考えながら見ることも勉強になります。
Canva・動画編集など制作のスキル
Instagramなどの運用代行をするなら、Canvaなどを使った基本的な画像制作ができると対応できる案件が増えます。
高度なデザイン技術よりも、文字の大きさや余白、情報の優先順位などを意識し、スマートフォンでも読みやすい投稿を作れることが重要です。
TikTokやInstagramリール、YouTubeショートなどを扱う場合は、動画編集も学んでおきましょう。
まずはカット、テロップ、BGM、効果音など、ショート動画制作に必要な基本操作から身につければ問題ありません。
インサイト分析のスキル
SNS運用代行では、投稿を作るだけでなく、結果を分析して改善する力も必要です。
媒体によって確認できる指標は異なりますが、リーチ、再生数、保存、シェア、プロフィールアクセスなどを確認し、投稿ごとの差を分析します。
大切なのは、数値をレポートに転記することではありません。
「なぜこの投稿は保存されたのか」「なぜ動画の再生が伸びなかったのか」と仮説を立て、次の企画へ反映することが重要です。
自分のアカウントを運用するときから、「投稿→分析→仮説→改善」のサイクルを習慣にしましょう。
独学とスクールどちらでSNS運用代行の始め方を学ぶべきか
SNS運用代行は独学でも学べます。公式のヘルプ情報やSNS運用に関する書籍・動画などで基礎を学び、自分のアカウントで実践する方法があります。
費用を抑えて始めたい人や、自分で調べながら学習を進められる人には独学が向いています。
一方、何から勉強すればよいかわからない人や、自分の制作物について第三者からフィードバックを受けたい人は、スクールや講座を利用する方法もあります。
重要なのは、「スクールに入れば案件が取れる」と考えないことです。スクールは学習手段の一つであり、受講するだけで案件獲得が保証されるわけではありません。
費用、カリキュラム、講師、添削の有無、サポート期間などを確認し、自分に必要なサービスかどうかを判断しましょう。
実績ゼロから始めるSNS運用代行のポートフォリオのつくり方
未経験者が案件獲得でつまずきやすいポイントが、「実績がないから応募できない」という問題です。しかし、企業案件を担当した経験がなくても、ポートフォリオに掲載できる制作物や運用事例は自分で作れます。
ここでは、実績ゼロの状態からポートフォリオを用意する方法を紹介します。
自分のアカウントを伸ばして実績にする
まず取り組みやすいのが、自分でSNSアカウントを作って運用する方法です。
テーマとターゲットを決め、一定期間投稿しながら改善を繰り返します。
このとき、「フォロワー○人」という最終的な数字だけを実績にする必要はありません。
たとえば、次のようなプロセスも実績として整理できます。
- ターゲットをどのように設定したか
- 競合をどう分析したか
- どのような投稿を企画したか
- どの指標を追ったか
- どの投稿の反応がよかったか
- 分析後に何を改善したか
- 改善後に数字がどう変化したか
クライアントにとっては、フォロワー数だけでなく「考えて運用できる人なのか」も重要です。結果とプロセスの両方を説明できるようにしましょう。
知人のお店・モニター案件で実例をつくる
自分のアカウント以外では、知人が経営する店舗や事業のSNSを手伝う方法もあります。
実在する事業のSNSを運用すると、商品やサービスについてヒアリングしたり、クライアントに投稿を確認してもらったりする経験もできます。
モニターとして低価格または一定期間のみ協力する場合でも、対応する業務範囲や期間は事前に決めておきましょう。
また、ポートフォリオに実績として掲載するときは、アカウント名や数値などを公開してよいか、相手の許可を取ることが必要です。
SNS運用代行のポートフォリオに載せるべき項目
SNS運用代行のポートフォリオには、最低限次の項目を掲載するとよいでしょう。
| 項目 | 掲載する内容 |
|---|---|
| プロフィール | 経歴や得意分野、SNS運用を始めた背景 |
| 対応媒体 | Instagram、TikTok、Xなど |
| 対応業務 | 企画、画像制作、動画編集、投稿、分析など |
| 制作物 | フィード投稿、リール、ショート動画など |
| 運用実績 | 自分のアカウントやモニター案件の結果 |
| 改善事例 | 分析した内容と実施した改善策 |
| 使用ツール | Canva、動画編集ツールなど |
| 対応条件 | 稼働時間、連絡可能時間など |
単に制作物を並べるだけでなく、「何を目的に作ったのか」「どのターゲットを想定したのか」まで書くと、企画意図も伝えられます。
SNS運用代行の始め方で迷いやすい料金設定
初めてSNS運用代行を受注するときに悩みやすいのが料金設定です。安くすれば案件が取れるとは限らず、反対に実績がない段階から業務範囲の広い高額プランを販売するのも簡単ではありません。
料金を決めるときは、相場だけでなく、自分が担当する作業量から考えることが大切です。
未経験から始めるときの料金の目安
SNS運用代行の料金は、媒体や投稿本数、動画制作の有無、撮影、分析、コメント対応などによって大きく異なります。
そのため、未経験者が料金を決める場合も、「初心者だから月○万円」と一律に決めるのではなく、業務を細かく分けて考えましょう。
たとえば、投稿1本を作るために、リサーチ、企画、文章作成、デザイン、修正で何時間かかるのかを計算します。さらに打ち合わせやレポート作成などの時間も加えれば、想定工数を把握できます。
案件を比較するときも、報酬額だけを見るのではなく、作業時間から時給換算することが重要です。
投稿代行・運用代行・コンサルのメニューの分け方
料金プランを作る場合は、担当範囲によってサービスを分けるとクライアントにも伝わりやすくなります。
たとえば、次のような分け方があります。
| サービス | 業務内容の例 |
|---|---|
| 投稿制作 | 投稿文・画像・動画などの制作 |
| 運用代行 | 企画・制作・投稿・分析・レポートなど |
| コンサルティング | 戦略設計・分析・改善提案など |
ただし、名称だけで判断せず、具体的な業務内容を契約時に明記することが重要です。
たとえば「運用代行」にDM返信や撮影まで含めるのかによって、必要な作業量は大きく変わります。
実績に合わせて料金を上げるタイミング
実績が増え、提供できる業務の範囲が広がってきたら料金の見直しを検討します。
たとえば、投稿制作しかできなかった状態から、企画、分析、改善提案まで一人で担当できるようになれば、クライアントに提供できる価値も変わります。
また、依頼が増えて稼働時間が埋まってきた場合も、新規案件の料金を見直すタイミングの一つです。
ただし、既存クライアントの料金を変更するときは、一方的に値上げするのではなく、変更時期や理由、今後の業務内容を事前に説明しましょう。
SNS運用代行を始めたあとの案件の探し方
スキルとポートフォリオを準備しても、待っているだけでは1件目の案件につながらないことがあります。未経験のうちは、複数の方法を使って自分から案件を探すことが大切です。
ここでは、SNS運用代行の代表的な案件獲得方法を紹介します。
クラウドソーシングで案件を探す
未経験者でも探しやすい方法の一つが、クラウドソーシングです。
「SNS運用」「Instagram運用」「SNS投稿作成」「ショート動画編集」などのキーワードで検索すると、関連する案件を探せます。
最初から「SNS運用をすべて任せる案件」だけに絞らず、投稿画像制作や動画編集など、自分が対応できる業務から応募する方法もあります。
応募するときは、募集文をよく読み、求められているスキルに合わせてポートフォリオを提示しましょう。
すべての案件に同じ応募文を送るより、「この案件で自分のどの経験を活かせるか」を個別に伝えるほうが、提案の意図が伝わりやすくなります。
SNSのDM・営業で直接案件を取る
InstagramやXなどから企業・店舗へ直接提案する方法もあります。
ただし、不特定多数のアカウントへ同じ営業DMを大量に送るのではなく、相手のアカウントを確認したうえで提案することが重要です。
たとえば、投稿が数か月止まっている店舗なら、「更新を代行できます」という提案が考えられます。
一方ですでにSNSが活発に運用されている企業に、「SNSを更新しませんか」と営業しても、相手の課題と合っていません。
直接営業では、「売りたいサービス」から考えるのではなく、「相手にどのような課題があり、自分なら何を手伝えるか」から考えましょう。
知人の紹介・地元の店舗に提案する
知人や地元の店舗へ提案する方法もあります。
美容室、飲食店、整体院、ジムなど、店舗型のビジネスではSNSを開設していても、更新する時間を確保できていないケースがあります。
すでに関係性がある相手であれば、知らない企業へ営業するより相談してもらいやすい場合があります。
ただし、知人だからといって業務範囲を曖昧にしてはいけません。報酬、投稿本数、修正回数、契約期間などは事前に決めておきましょう。
SNS運用代行の営業文の例
SNS運用代行の営業文では、自己紹介だけでなく、「相手のアカウントを見たうえで連絡していること」と「自分が何を手伝えるのか」を簡潔に伝えます。
たとえば、Instagram運用を提案する場合は次のような内容です。
はじめまして。Instagramの投稿制作・運用サポートを行っている○○と申します。
貴店のInstagramを拝見し、○○について発信されている投稿がとてもわかりやすく、サービスを検討している方にも参考になる内容だと感じました。
一方で、日々の業務と並行して継続的に投稿を制作するのはご負担も大きいのではないかと思い、ご連絡いたしました。
私はInstagramの投稿企画・画像制作・投稿文作成などを行っており、○○業界を想定した投稿サンプルも制作しています。
もしSNS更新についてお困りでしたら、現在の運用状況を伺ったうえで、投稿制作など一部の業務からお手伝いすることも可能です。
ポートフォリオ:○○
突然のご連絡となり恐縮ですが、ご興味がございましたらお話しできれば幸いです。
上記はあくまで一例です。実際に送る場合は、相手のアカウントや課題に合わせて内容を変更しましょう。
「フォロワーを必ず増やします」「売上を○倍にできます」など、根拠のない成果を約束する営業は避けることも大切です。
SNS運用代行の始め方で失敗しないための注意点
SNS運用代行は始めるハードルが比較的低い一方で、契約内容や報酬を十分に確認せず仕事を受けると、「想定より作業が多い」「副業なのに対応時間が足りない」といった問題が起こることがあります。
長く続けるためにも、案件を受ける前に注意点を確認しておきましょう。
最初から高単価の案件を狙わない
未経験から始める場合、最初から高額な案件だけに絞ると、なかなか実績を作れない可能性があります。
まずは、自分が対応できる範囲の案件から実務経験を積む方法があります。
ただし、「初心者だから無料で何でもやる」という考え方もおすすめできません。
低価格で受ける場合でも、対応期間や投稿本数などを決め、「実績づくりのためのモニター」と位置づけるなど、条件を明確にしましょう。
業務範囲と契約内容を事前に決めておく
SNS運用代行では、契約前に業務範囲を具体的に決めることが重要です。
たとえば、次の項目を確認します。
- 投稿本数
- 投稿するSNS
- 画像・動画制作の有無
- 撮影の有無
- 投稿作業の有無
- コメント・DM対応の有無
- 修正回数
- レポート作成の有無
- ミーティング回数
- 納期
- 報酬・支払時期
また、SNSアカウントのログイン情報などを扱う場合は、情報管理にも注意が必要です。
契約書や業務委託契約の内容を確認し、「どこまでが自分の仕事なのか」を双方で共有してから業務を始めましょう。
副業で始めるときは本業の就業規則と確定申告を確認する
会社員が副業としてSNS運用代行を始める場合は、勤務先の就業規則を確認しましょう。
副業に関するルールは会社によって異なり、申請が必要な場合もあります。また、本業と競合する企業の仕事を受けることや、本業で知った情報を副業に利用することなどには注意が必要です。
さらに、副業で収入を得た場合は税金についても確認する必要があります。
よく「副業は20万円以下なら確定申告しなくてよい」と言われますが、所得の種類や本人の状況によって扱いは異なります。また、所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告が必要になる場合があります。
自分に申告が必要かどうかは、国税庁や自治体の案内を確認し、不明な場合は税務署や税理士などの専門家に相談しましょう。
高額なSNS運用代行スクールや情報商材に注意する
SNS運用代行を学べるスクールや教材は多数ありますが、「未経験でもすぐ月収○万円」「受講すれば高単価案件を獲得できる」などの表現だけで契約を決めないようにしましょう。
SNS運用代行は、講座を受講しただけで収入が保証される仕事ではありません。
高額なサービスを検討するときは、少なくとも次の点を確認しましょう。
- 具体的なカリキュラム
- 講師の経歴や実績
- 制作物への添削があるか
- サポート期間
- 案件紹介の具体的な条件
- 追加料金の有無
- 解約・返金条件
その場で契約を急かされた場合も、いったん持ち帰り、本当に必要なサービスなのかを検討することが大切です。
SNS運用代行の始め方に関するよくある質問
ここでは、未経験からSNS運用代行を始めたい人が抱きやすい疑問に回答します。
SNS運用代行を初心者が最初に始めるべきことは?
最初に、仕事にしたいSNSを一つ決めて、その媒体の基本的な運用方法を学びましょう。
その後、自分でアカウントを作り、実際に投稿を企画・制作してみるのがおすすめです。
知識だけを増やすより、自分で「企画→制作→投稿→分析→改善」まで経験したほうが、SNS運用の仕事を具体的に理解できます。
一定数の投稿を制作したら、ポートフォリオにまとめて案件への応募を始めましょう。
フォロワーが少なくてもSNS運用代行は始められる?
フォロワーが少ないからといって、SNS運用代行を始められないわけではありません。
企業によってSNS運用の目的は異なるため、フォロワー数だけが評価指標になるとは限らないからです。
未経験者のポートフォリオでは、フォロワー数だけではなく、投稿のクオリティや企画意図、数値分析、改善プロセスなども示しましょう。
「フォロワー○万人」という実績がなくても、自分がどのように考えて運用できるのかを説明することはできます。
SNS運用代行は本当に儲かる?
SNS運用代行で得られる収入は、スキル、担当範囲、案件数、契約単価などによって異なります。そのため、「始めれば誰でも簡単に儲かる仕事」とは言えません。
特に最初は、投稿制作など一部業務から始める場合もあり、学習や営業にも時間がかかります。
一方で、投稿制作だけでなく、戦略設計や分析・改善などまで担当できるようになれば、提供できるサービスの範囲を広げられます。
収入だけを見るのではなく、まずは1件目の実績をつくり、継続案件を増やしながら対応できる業務を広げていくことが重要です。
SNS運用代行の始め方を学べるスクールは怪しくない?
SNS運用代行を学べるスクールがすべて怪しいわけではありません。
基礎から順番に学べるカリキュラムや、制作物への添削、実務を想定した課題などが用意されていれば、学習を進める手段の一つになります。
一方で、「誰でも簡単に稼げる」「短期間で高収入になれる」など、収益性だけを強調して高額な契約を勧めるサービスには注意が必要です。
独学でもSNS運用は学べるため、「スクールに入らなければSNS運用代行を始められない」と考える必要はありません。
スクールを検討する場合は、自分が独学では解決できない部分が何なのかを明確にしたうえで、その課題を解決できるサービスか確認しましょう。
まとめ|SNS運用代行の始め方は「自分の実績づくり」から一歩ずつ進めよう
SNS運用代行は、未経験からでも副業として挑戦できる仕事です。ただし、SNSを日常的に使っているだけでは、企業のアカウントを運用するためのスキルが十分とは限りません。
未経験から始める場合は、次の7ステップで進めてみましょう。
- 扱うSNSとジャンルを決める
- SNS運用の基礎スキルを学ぶ
- 自分のアカウントを運用して実績をつくる
- ポートフォリオを作成する
- 料金プランを決める
- 案件を探して営業する
- 納品・レポートで継続案件につなげる
特に重要なのは、勉強だけで終わらず、自分でSNSを運用してみることです。
企画を考え、投稿を制作し、数字を確認して改善する。この一連の流れを経験すれば、ポートフォリオに掲載できる材料も増えていきます。
最初から高単価案件や大規模な企業アカウントを担当する必要はありません。投稿制作など自分ができる業務から始め、1件目の実績をつくりましょう。
その実績をもとに、投稿制作から企画、分析、改善提案へと対応範囲を広げていくことが、SNS運用代行を仕事として続けていくための一つの道筋です。
